読書記録

読んだ本の記録

哲学

ラッセルのパラドックス

ラッセルのパラドックスでは、まず「自分自身を要素に含まない集合の集合」を考える。これが、自分自身を要素として含むかどうかが問題となっている。答えは含む・含まないの2択であるので、2通りに場合分けしてみよう。1.自分自身を要素として含む場合、...
哲学

哲学書の議論に接するときのコツ

先日、哲学書の議論の骨格をどのように掴めばよいか(端的に言えば、読めるようになるにはどうすればよいのか)、批判的に読むにはどうすればよいのかについて専修の教員に質問してみました。今日、回答の方を頂けたのでメモとして残しておこうと思います。 ...
読書記録

『生きのびるための事務』坂口恭平

書店では自己啓発書にカテゴライズされていたが、いわゆる人生哲学や精神論を語る他の本よりも定量的、実践的な成分の割合が大きいように思う。しばらくの間こういった本は読んでなかったけれども、参考になる点が多い本だった。  芸術家の生活というと金に...
哲学

スーザン・ソンタグ『反解釈』(ちくま学芸文庫)

ちくま学芸文庫から出版されている、批評家スーザン・ソンタグの評論集です。 表題の『反解釈』は頭の30頁くらいに収録されています。 ・ヨーロッパ人の芸術意識は「内容」と「形式」の峻別を前提とし、前者が優位に立つ。この区別はギリシアの自然模倣説...
哲学

完全な国家がなぜ没落するのか

カール・ポパー『開かれた社会とその敵』第1巻 上  最初の、「十分な完全国家」が「なぜ腐敗の法則を免れることができないのか」というのは最大の難問の一つである。これに対しプラトンは、感覚的で経験的な知識と純粋で合理的な知識を峻別し、この区別を...